酵素の量には限界がある?
今回は酵素のことについて触れていきます。 人は食べたものを体内の酵素を使って分解しますが、体内に食べ物が入る前に麹の酵素で先に酵素分解して分子を細かくすることで、身体への負担を軽減することができます。その仕組みと効果について、これから3回に分けて説明します。酵素のことは調べていくととても奥深く、そしてその仕組みがわかると発酵のことがもっと面白くなります。 まず、酵素とは一体何でしょう? 酵素とは、化学反応を起こすことができる必須のたんぱく質のことです。人の体の中では食べたものを消化・吸収・代謝します。これらの化学反応には酵素がなくてはなりません。生命活動に必要不可欠なものです。 人の体の中には約5,000~8,000種類の酵素があると言われています。 ただ体内の酵素の働きについては未確定な情報も多く、外部から酵素を取り入れて効果があるのか、ないのかという問題は解決していません。 しかしながら、前回の投稿でお伝えしたように、戦前の日本人の免疫力の高さは、外部から摂取した酵素が深く関わっていたのではないかという説があります。(気になる方は前回の投稿を見てね!) 近年の研究では、「体内で作られる酵素の量には限界がある」とされ、外部から酵素を摂ることで酵素の減少を軽減できると言われ始めています。 酵素の量には限界があるので、外部から酵素を摂取して補うことが必要となってきます。 では、具体的にどのように外部から摂取していくのか、そして酵素の働きについて、次回詳しくお伝えします。