日本人の腸内環境を整えるルーキー、ぬか漬けの中の酪酸菌!
ぬか漬けの秘密についての第3回目の今回は、「酪酸菌」についてです。
酪酸菌は細菌の一種です。酪酸菌は米ぬかに多く生息していると言われています。まさにぬか床となる米ぬかです。酪酸菌は酪酸や酢酸を作り出しますが、これらは腸の中の悪玉菌を抑制する働きがあります。酪酸菌により悪玉菌が抑制されることで、善玉菌が済みやすい環境になるのです。
細菌は一般的に塩分に弱いと考えられていますが、この酪酸菌は高濃度の塩分でも生息、繁殖することができます。ちなみにぬか漬けの塩分濃度は一般的に9%~12%くらいと言われています。塩分濃度が高すぎると、酪酸菌の動きは鈍くなります。
日本の発酵物の中では、酪酸菌は現在米ぬかでしか生息が確認されていません。ぬか漬けは熱を加えずに料理されますので、酪酸菌を摂取するのには絶好の条件です。
ですので、日本人の体の中、腸内常在菌として酪酸菌が存在している可能性は高いと言われています。
ぬか漬けを毎朝食べて、腸活をしたくなってきませんか。
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